男のヘアケア【まとめ】(髪・頭皮)

 

 

自分の髪の毛や頭皮について、気になるときがありますよね。

とくに男性は、抜け毛や薄毛に対する恐怖もあります。

 

このコンテンツでは、髪や頭皮への負担をできる限りおさえた「男のヘアケア方法」ついてまとめています。

 

髪が薄くなるといっても短期間で進行するわけではなく、5年、10年、20年という期間で少しずつ変化していきます。

ということは、「毎日の行い」が将来の差(薄毛)になって表れるということができるかもしれません。

 

アラフィフでもしっかりとした髪を維持している筆者(男)が、2010年から行なっているヘアケア方法をすべて公開します。

とは言っても、とくに難しい技術は必要ありません。

少し意識して行なうだけで、誰でも簡単にできる内容です。

 

このヘアケア方法を続けることで、筆者はアラフィフでもフサフサの髪を維持しています。

毎日の習慣にして、薄毛・抜け毛を防ぎ、元気な髪・頭皮へとつなげていきましょう。

 

(このページは、男性を対象にしたものです。女性のヘアケアとは異なる場合があります。)

シャンプー前に整髪料をしっかりと落とす

整髪料スタイリング剤の写真画像

シャンプーは整髪料を落としてから行いましょう

 

日中に整髪料(スタイリング剤)を多くつけたときは、洗髪の前にしっかりと落とす必要があります。

とくにワックスなどの「油性」のものは、かんたんに落とすことができません。

整髪料を落としてからシャンプーをすることが重要です。

詳しくは、下記のコンテンツで解説しています。

 

 

髪の毛の洗い方(シャンプー)のポイントを理解しよう

シャンプーしている男性:イラスト画像

正しい髪の洗い方をマスターしてフサフサの髪を維持しよう

 

 

髪や頭皮を元気に保つには、「正しい方法」で髪の毛を洗いましょう。

「順番」も重要になりますので、しっかりと確認して行うことが重要です。

(女性の髪の洗い方とは異なる場合があります。)

 

誰にでもすぐにできる内容ですので、ぜひ今日からでも実践してください。

正しい髪の洗い方をマスターすると、あなたの髪と頭皮を元気に保つことができます。

抜け毛や薄毛の予防にもつながり、いつまでもフサフサの髪を維持することにつながるのです。

 

正しい髪の洗い方(シャンプー)については、下記のコンテンツで詳しく解説しています。

 

頭皮を「正常な状態に保つ」シャンプーの選び方

髪を洗う際には、洗い方だけでなく「シャンプー選び」も重要になります。
いくら正しい髪の洗い方をしていても、髪や頭皮に負担をかけるシャンプーを使っていたのでは元気な頭髪を維持することはできません。
そのためには、きちんとシャンプーを選び、正しい方法で洗う必要があります。
洗浄力が強すぎず、髪や頭皮に負担の少ないシャンプーを選ぶことが大切です。
頭皮にいる善玉菌(常在菌)を守り、状態を「弱酸性」に保つような成分のものを選びましょう。
それが「元気な髪と頭皮」を維持することにつながるのです。
髪と頭皮にやさしいシャンプーの選び方については、下記のコンテンツで詳しく解説しています。

髪や頭皮に悪い刺激を与えるシャンプーは使用しないこと

鏡で髪・頭皮をチェックする女性の写真画像

シャンプーの選び方で髪の将来が変わってきます

髪と頭皮に負担をかけるシャンプーとはどういうものなのか。
具体的に見ていきましょう。
トリートメント効果の高い成分が多く含まれているシャンプーは注意が必要
潤いのある髪を保つのには効果がありますが、「頭皮」のためには長期にわたって使わないほうがよいでしょう。
「髪」にいいことと「頭皮」にいいことは、イコールではありません。
トリートメント成分は、髪の毛を油膜(人工的な油)で覆ってしまいます。
この油膜は、「毛根」まで塞いでしまうため、皮脂が表面に出てこられなくなります。
これでは、体が皮脂の量を調節することができず、髪も頭皮も本来の潤いを失ってしまいます。
トニックシャンプ
トニックシャンプーは、その成分が頭皮にかなり「強烈な刺激」を与えています。
スーッとするような刺激物が入ったシャンプーは、影響が大きいので使わないようにしましょう。

 

界面活性剤などの化学合成品の入ったシャンプー

頭皮には、「皮膚常在菌」という悪い菌を頭皮にくっつけないための天然のバリアを作っている菌が生息しています。
石油系(硫酸系)の界面活性剤のシャンプーを使用していると、このバリアを壊してしまうのです。

その強力な成分は、頭皮や髪の潤いを保つ「皮脂」までも根こそぎ落としてしまいます。

髪や頭皮が皮膚常在菌や皮脂がない無防備な状態でいたらどうなるでしょうか。
頭皮、毛細血管、毛母細胞などがダメージを負うことになります。
その結果、髪の毛がやせてハリやツヤがなくなり、抜け毛が増えて薄毛が起こります。

シャンプーの「防腐剤」に使われるパラベンなどの殺菌力は、傷を消毒する時の消毒薬よりも強力なものといわれています。
防腐剤は、頭皮の善玉菌(常在菌)を弱らせ殺してしまうのです。
頭皮の健康バランスを保っている常在菌が減ると、皮脂の量がコントロールできなくなり、ニオイや薄毛の原因となってしまいます。
「ノンシリコン」のシャンプー
シリコンは、ケイ石という鉱物を原料にした化合物で比較的安全な物質です。
広告などでノンシリコンのシャンプーが安全であるようなイメージを作り上げていますが、このようなイメージに踊らされてはいけません。
店頭で販売されているシャンプーの多くは、比較的安全な物質であるシリコンを排除するとしながらも、界面活性剤やパラベンといった有害な化学物質は配合したままのものです。

 

ベビー用のシャンプ

ベビー用と言われると肌に優しいと思うかもしれませんが、その根拠はどこにもありません。

ベビー用のシャンプーであっても、界面活性剤や防腐剤は使われています。

大人用もベビー用も医学的にはその毒性はほとんど変わらないと言われています。

 

避けたいシャンプーの成分

下記のような成分のシャンプーは、おもに石油系の界面活性剤を使用しており髪や頭皮への影響が大きいので、避けるようにしましょう。

シャンプーのボトルの裏の表示を確認してから購入するようにしてください。

 

  • ラウリル硫酸〇〇
  • ラウレス硫酸〇〇
  • ラウリルベンゼンスルホン酸
  • オレフィン
  • スルホン酸

 

「頭皮マッサージ」をすると元気な髪が生える

マッサージにより、頭皮の緊張をほぐし血流を促す効果があります。

頭皮に毛細血管が増える手助けをし、健康な状態に導きます。

洗髪(シャンプー)のときに、ツメを立てずに指の腹を使ってやさしく行なってください。(ゴシゴシとこすらないこと)

頭皮マッサージについては、下記のコンテンツで詳しく解説しています。

 

リンス・トリートメント・コンディショナーは必要か(メンズ編)

髪と頭皮を元気に保つという観点からは、リンス・トリートメント・コンディショナーは必要ありません。

これらの製品は、界面活性剤などのコーティング力や不着力が利用されており、髪の表面のダメージを修復するものです。

ただ、使ったときはキレイになりますが、しだいに髪のキューティクルは傷み、髪の毛のタンパク質が変形して保水力の低下した毛質になり、髪の毛の傷みやすさがひどくなっていきます。

また、髪の毛だけでなく頭皮にも残留して体の負担になるため、使用する必要はありません。

 

シャンプーは「朝か・夜か」

洗髪(シャンプー)は「夜に」行いましょう。

夜は慌ただしい朝よりも時間をかけてしっかりと洗えます。

すすぎ残しや乾かし残しも防ぐことができます。

 

寝ている間は休息のための副交感神経が優位にはたらいているので、髪の傷んでいるところや弱っているところに血が巡ることで、自己修復に役立ちます。
(22時~翌2時 は、髪の「ゴールデンタイム」と言われています。)

 

また、「皮脂」が髪に十分に行き渡るのに6~8時間かかります。

朝の洗髪(シャンプー)では、その前に髪や頭皮が紫外線にさらされてしまいます。

髪と頭皮のためには、夜に洗髪し、就寝中に髪を育みましょう。

 

また、洗髪(シャンプー)は、1日1回でかまいません。

それ以上の回数を洗うと、必要な「皮脂」を取りすぎることにもなりかねず、髪と頭皮への負担となってしまいます。

 

夜の洗髪(シャンプー)については、下記のコンテンツで詳しく解説しています。

 

シャンプー時のお湯は何度がよい?

38度くらいのぬるま湯で洗います。

熱い湯では、肌を保湿する細胞間脂質(皮膚の内側の角質層内)を溶かしてしまいかねず、その結果、髪や頭皮を乾燥させてしまいます。

 

とくに冬は寒いので、シャワーの温度を高くしてしまいがちです。

筆者は、美容師さんに直接アドバイスを受けたことがあります。

髪をカットしているときに気が付かれたようで、頭皮が乾燥していたみたいです。

 

確かに、おでこの髪の生え際をよく見てみると白っぽく乾燥していました。

フケも出やすくなっていました。

おそらく、40度くらいの温度のお湯で頭を洗っていたのだと思います。

 

冬は運動量も減りますし、空気も乾燥しているので「頭皮の乾燥」にも注意が必要です。

38度くらいのお湯で洗髪(シャンプー)するように気をつけましょう。

 

洗髪(シャンプー)の温度については、下記のコンテンツで詳しく解説しています。

 

髪と頭皮の「世間の常識」を疑ってみること

髪を気にする男性の写真画像

広告や宣伝に惑わされず髪の「正しい知識」を身につけて実践しよう

 

あなたは、これまで自分が続けてきた髪の洗い方を「正しい」と思いますか?

シャンプー選びの基準はどうしていますか?その根拠は何でしょうか?

 

テレビや新聞などのCM、広告、宣伝をそのまま信じて、いつの間にか「自分の常識」になっていませんか?

自分の体を守ることができるのは、自分だけです。

世間の常識に惑わされず、「本当に自分の体に良い」ことを「自分の頭」で考え、実行してみてください。

「正しい髪の洗い方」をマスターするのが重要な理由

 

シャンプー時は「頭皮」に負担をかけないこと

間違った洗い方をしていると「頭皮」に負担がかかります。

その結果、長期的には薄毛につながる可能性もあります。

短期間で急にハゲる人はいませんよね。薄毛は毎日毎日すこしずつ進行していくのです。

 

つまり、髪を元気に保つためには「毎日の正しいケア」がとても重要なのです。

次のような洗い方は髪や頭皮に負担をかけます。

薄毛・抜け毛の原因にもなりますのでやめましょう。

 

髪や頭皮に負担をかける洗い方
  • 洗いすぎる(1日2回以上)
  • 強すぎる成分のシャンプーの利用する(石油系の界面活性剤など)
  • 頭皮をゴシゴシと強く洗う

 

「間違った洗い方(シャンプー)」を続けるとどうなるのか

毎日の洗髪(シャンプー)を間違った方法でしていると、頭皮(地肌)に影響を与えるので注意が必要です。

 

頭皮に与える影響

  • 必要な「皮脂」まで取り去ってしまう
  • 保湿バリアをこわし、保湿ができなくなる 
  • 乾燥して細胞の再生ができなくなる(新陳代謝をおとろえさせる)
  • 頭皮の土台が崩れ、髪が正常に生えなくなる 

 

髪に負担の少ない「乾かし方」

ドライヤーの写真画像

ドライヤーが髪の負担になることも

 

 

髪の乾かし方にもコツがあります。

タオルでゴシゴシふいたり、熱風のドライヤーで乾かしたりすると、髪や頭皮への負担が高まります。

薄毛や抜け毛を防ぐためにも、負担の少ない方法を身につけることが重要です。

 

髪の乾かし方については、下記のコンテンツで詳しく解説しています。

 

まとめ(男のヘアケア)

40代を過ぎると抜け毛や薄毛も気になります。

正しいヘアケアの方法を身につけ、いつまでも元気な髪と頭皮をキープしましょう。

 

男のヘアケア(まとめ)
  • 元気な髪のためには、元気な頭皮を維持することが不可欠
  • そのためには、毎日のケアがとても重要
  • 正しいヘアケアの方法を身に付ける
  • 髪や頭皮を健康に保つ成分のシャンプー選びも大切(アミノ酸系)

 

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