整髪料の正しい落とし方(ワックス・ジェル・グリース・ポマード・ムース)
整髪料(スタイリング剤)の正しい使い方と落とし方の解説

 

髪型を整えるために何らかの整髪料(スタイリング剤)を付けている人も多いと思います。

しかし、整髪料(スタイリング剤)の使用が髪や頭皮に影響をおよぼす可能性もありますので注意が必要です。

整髪料は、正しく使用しないと髪や頭皮の負担となることがあるのです。

 

このコンテンツでは、、筆者(アラフィフ男)が実際に化粧品メーカーにヒアリングし、それをもとに髪・頭皮に負担のかからない整髪料(スタイリング剤)の選び方と使い方をお伝えします。(取材先:株式会社マンダム)

整髪料(スタイリング剤)の正しい付け方・落とし方を知れば、髪や頭皮への影響を最小限にしながら「髪型やセット」を楽しむことができますよ。

 

整髪料の正しい「使い方」

髪や頭皮のためにも、整髪料(スタイリング剤)は正しく使用しましょう。

正しい使い方・付け方を確認していきましょう。

 

正しい使い方
  • 使用する際は、「頭皮」につかないようにする
  • 髪の根元にはつけず、髪の「先端部分」につけるようにする
  • 少量ずつ手にとってつけていくと失敗がない

 

注意点は、整髪料を「頭皮につけない」ことです。

髪を立上げてスタイリングしたい場合でも、頭皮に付かないようにできるだけ毛先にセットすることが重要です。

 

整髪料の正しい「落とし方」

整髪料には、「水溶性」のものと「油性」のものがあります。

それぞれ落とし方が異なりますので、あなたが使用する整髪料の種類を事前に確認しておきましょう。

 

ジェル・ムースなどの落とし方

以下の整髪料は、「水溶性タイプ」です。

 

  • ジェル
  • フォーム・ムース(泡)
  • ヘアスプレー
  • ウオーターグロス・水性ポマード
  • グリース

 

水溶性の整髪料の成分は、「お湯洗い」でほとんど取れます。

ただし、皮脂や汚れなどが付着すると取れにくくなりますが、シャンプーをすれば問題ありません。

上記は、整髪料のメーカー(マンダム)に取材して確認しました。

 

「ハード系」の整髪料でしっかりと固めた場合は、下記の順番で落としてください。

 

  1. 洗う前にブラシやクシでやさしくほぐす(無理にしない)
  2. お湯で流す
  3. シャンプーする

 

ワックス・クリームなどの落とし方

以下の整髪料は、「油性タイプ」です。

 

  • ワックス
  • リキッド
  • ヘアクリーム
  • 油性ポマード

 

油性の整髪料は、「お湯とシャンプー」して落とします。

しかし、ワックスなどを多めに使用した場合は、下記の要領でしっかりと落とす必要があります。

 

  1.  乾いた髪にリンス・コンディショナーをなじませる(油性同士なので落ちやすくする効果がある)
  2.  お湯で洗い流す
  3.  シャンプーする

※リンス・コンディショナーは、頭皮(地肌)につかないように注意

 

整髪料(スタイリング剤)の成分と特徴

整髪料の成分や特徴を知って正しい使い方をすれば、髪と頭皮を守ることにもつながります。

整髪料の「水溶性」と「油性」の違いと特徴についてまとめました。

メーカーに取材をおこない、注意点も確認しています。

 

整髪料の成分(スタイリング剤)

 

水溶性 油性
  • ジェル
  • フォーム・ムース(泡)
  • ヘアスプレー
  • ウオーターグロス(水性ポマード)
  • グリース(マンダム)
  • ワックス
  • リキッド
  • ヘアクリーム
  • 油性ポマード

メーカー(マンダム)によると、利用者が商品に記載された「成分」を読むだけでは、見分けるのは難しいとのことでした。
(メーカーの窓口に電話で直に確認しました。)

気になる場合は、メーカーにのお問い合わせ窓口に確認してみましょう。

(参考)マンダム(お客様サポート)

 

整髪料の特徴(スタイリング剤)

「水溶性」の整髪料の特徴

  • 成分は「お湯洗い」でほとんど取れる
  • 髪を固めて整髪する製品が多い(手直しがしにくい)
  • フレーキング(粉)が白く出ることがあるので、フケに見える場合があり注意が必要
  • 水性ポマード(グリース)であれば手直しができる

 

「油性」の整髪料の特徴

  • 手直しがしやすい
  • お湯だけでは落ちにくい(シャンプーでしっかりと洗う)
  • ワックスは油を主成分としており、その使用量によっては通常のシャンプーでは洗い落ちにくいことがある

 

整髪料の「髪・頭皮」への影響について

髪を気にする男性の写真画像

整髪料が髪と頭皮に与える影響について理解しておこう

 

毎日の整髪料の使い方によって、あなたの髪や頭皮に少しずつ影響を与えていたら困りますよね。

メーカー(マンダム)の問い合わせ窓口の方によると、「製品の試験を重ねており成分上は髪への問題はない」とのことでした。

また、「水溶性と油性のどちらの整髪料(スタイリング剤)がよいかは、使う人の目的によって変わる」とのことでした。

 

40代・50代の男性には、「水性の整髪料」がおすすめです。

その理由は、「お湯だけでかんたんに落とすことができる」からです。

 

一方、ワックスなどの油性の整髪料は、お湯だけではなかなか落とし切ることができません。

しっかりとシャンプーしなければならず、結果として「頭皮の必要な皮脂」まで落としてしまい、髪や頭皮の負担も大きくなってしまいます。

 

実際に筆者は、2010年から整髪料はジェル(水溶性)のみを使用しています。

できるだけシャンプーによる頭皮への負担をなくし、薄毛の影響を少なくするように心掛けています。

 

繰り返しになりますが、整髪料を使用する際は、「頭皮」につかないように注意しましょう。

髪の根元にはつけず、髪の先端部分につけるようにします。

少量ずつ手にとってつけていくと失敗がありません。

スプレー式のものは頭皮にかかるので、いったん手に拭きかけ、それを髪につけるようにしましょう。

ちょっと手間が増えますが、この方法のほうが安心して使えます。

 

整髪料(スタイリング剤)を使用したあとは、洗い流す際のシャンプーの成分にも気を配りましょう。

髪や頭皮に影響の少ない「アミノ酸系」のシャンプーが低刺激でよいとされています。

あなたの髪・頭皮を守るためにも、普段から刺激の少ないシャンプーでケアすることも重要になります。

 

低刺激のシャンプーについては、下記のコンテンツで詳しく解説しています。

 

筆者(アラフィフ男)の整髪料との付き合い方(事例)

筆者が実践している整髪料の使い方を公開します。

筆者の髪は「硬めの直毛」です

何もしないとボサボサでまとまりがありません。朝は寝ぐせがすごいです。

まだ薄毛でないのは幸いですが・・・。

 

身だしなみのために外出時はジェル(水溶性)を毛先につけています。

整髪料の落としやすさと髪(頭皮)への影響を考慮して、水溶性の整髪料を使用しています。

お湯でかんたんに落とせるので、髪や頭皮への負担も最小限におさえられます。
(この方法で、40代を過ぎてもフサフサの髪を維持しています。

 

整髪料の写真画像

水溶性のジェルを使用しています

ジェル整髪料の写真画像

成分から見分けるのは難しい

ジェル整髪料の写真画像

水溶性はお湯だけで落とすことができる

 

薄毛にお悩みの方や髪や頭皮をいたわりたい方は、参考にしてみてください。

筆者も20代の頃は、パーマをかけたり髪を染めたりしていました。油性のワックスも多様していました。

いま思うと、ちょっと怖いです。
髪を巻いたり、パーマ液や染髪料をつけて熱を加えたりして、髪と頭皮をいじめていたわけですから。

それでも美容師は、「将来を考えてやめた方が良いですよ」とは言ってくれません。彼らは商売ですから。

それに、パーマやカラーリングをしても、すぐに薄毛になるわけではないので、原因がわかりにくいということもあります。
(もちろん薄毛の原因はそれだけではないですが)

 

「自分の髪と頭皮は自分で守る」しかありません。

私は、仕事をする上で最低限の身だしなみを考慮しつつ、自分の髪や頭皮への影響をできるだけ少なくしています。

 

本音を言えば、整髪料を一切つけないで生活するのが理想です。髪には余計な物は塗りたくないですから。

しかし、社会人であれば会社や取引先などへのマナーから、そうもいかない事が多いと思います。

 

休日や外出しない日などは、できるだけ整髪料をつけずに生活してみてはどうでしょうか。

短い髪型の方や、まとまりのある髪の方は、ウィークデーも含めて「整髪料をつけない生活」を試してみるのもいいでしょう。

 

また、在宅勤務の方もできるだけ整髪料をつけないで仕事をしてみると良いと思います。

Webミーティングなどがあるときだけ、水溶性のジェルやグリースを少量つけて整えればOKでしょう。

 

まとめ 

髪と頭皮を元気に保つためにも、整髪料の使用方法にも気をつけていきたいですね。

 

整髪料の使い方・落とし方(まとめ)
  • 整髪料(スタイリング剤)を頭皮につけてはいけない
  • 使い方のポイントを押さえつつ、身だしなみを整えよう
  • 整髪料の特徴をきちんと把握し、目的別に正しい使い方(落とし方)を身に付けよう
  • 整髪料(スタイリング剤)を使用しない生活も試みてみよう

 

 

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