【正しいシャンプーの方法】(メンズ編)いつまでも元気な髪を維持するノウハウ
正しい洗髪(シャンプー)のやり方をマスターしよう

 

40代~50代になると、毎日の洗髪(シャンプー)のときに自分の髪のことが気になりますよね。

 

  • 抜け毛は多くないか
  • 将来に薄くならないか
  • 髪を元気に保つ「正しい洗い方」はあるか

 

髪の毛の量や質は、短期間で変化する(抜け毛・薄毛など)のではありません。5年、10年、20年という期間で少しずつ変化していきます。

ということは、毎日の行いが将来の差(薄毛)になって表れるということができるかもしれません。

つまり、髪の洗い方でいうと「正しい髪の洗い方」と「そうでない洗い方」を毎日つづけた場合に、長期的には大きな差になってしまう可能性があります。

 

このコンテンツでは、髪と頭皮に負担をかけない「髪の洗い方」をお伝えしています。

筆者(男)は40代ですが、家族や周囲から「髪が薄くなった」とは言われていません。
美容院では、「しっかりとした髪ですね」と言われます。

そんな筆者が、2010年から積極的に行っている洗髪(シャンプー)方法をすべて公開します。

髪や頭皮の診察や治療に携わっている医師の意見などを一部参考にしつつ、独自の洗髪(シャンプー)方法を完成させました。

とくに難しい技術は必要ありません。少し意識して行なうだけで、誰でも簡単にできる内容です。

 

しかし、シャンプーの「成分」には気をつけています。地肌に直接つけるものですからね。

髪と頭皮にやさしいシャンプーの選び方もお伝えしています。

この洗い方を続けていて、筆者は40代になってもフサフサの髪を維持しています。

筆者(40代男)の髪 筆者(40代男)の髪

おでこの髪のボリュームが少なく見えますが、実際にはそうでもありません。

 

「正しい髪の洗い方」を毎日の習慣にして、薄毛・抜け毛を防ぎ、元気な髪・頭皮へとつなげていきましょう。

「正しい努力」をしないと「良い結果」は生まれません。

時間のない方は気になる箇所だけ先に読み、あらためて全体をとらえてみてください。

(このページは、男性を対象にしたものです。女性の髪の洗い方とは異なる場合があります。)

 

正しい髪の毛の洗い方(シャンプー)のポイント(メンズ編)

正しい方法でシャンプーして元気な髪を維持しよう

 

では、正しい方法で髪の毛を洗いましょう。

「順番」も重要になりますので、しっかりと確認して行いましょう。

 

  1. 髪と頭皮をしっかりとお湯ですすぐ(38度・汚れを落とす意識で)
  2. シャンプーを手に取り、お湯を少し加えてしっかりと泡立てる(シャンプーを泡立てずに直接頭皮につけてはダメ)
  3. 泡を頭皮の全体につけて軽くなでる (1回目は洗わない)
  4. しっかりと洗い流す
  5. 再びシャンプーを手のひらにとって泡立てる(2回目)
  6. 頭皮にやさしくなじませる
  7. 指を頭皮に密着させ、指と一緒に頭皮を動かすようにして「やさしく」マッサージする(ゴシゴシとこすらない)
  8. 髪の毛は「手ぐし」ですくように洗い、髪の毛の汚れた皮脂を流しとる
  9. シャワーの流水でシャンプーを丁寧にしっかりと洗い流す(3分以上)

 

※ワックスなど(油性)整髪料を多くつけたときの正しい落とし方は、下記のコンテンツをご覧ください。

 

これが、筆者が2010年から続けている髪の洗い方です。

実際にやってみるとわかりますが、「髪を洗う」というよりは、頭皮をやさしく「マッサージする」という感覚です。

なぜこの方法が良いかというと、頭皮と髪を傷つけずにしっかりと保護できるのです。

誰にでもすぐにできる内容ですので、ぜひ今日からでも実践してください。

 

シャンプー時のやさしい指使いで頭皮を傷つけない

頭をマッサージする男性のイラスト画像

頭皮を傷つけないようにマッサージして血行を促そう

 

頭皮は、指の腹で軽くなでるように洗います。

力をいれず、爪を立てないように気をつけてください。やさしくマッサージするような感覚ですね。 

フケやかゆみが出るからと言ってゴシゴシとこすると、頭皮を傷つけて炎症を起こす原因になり、さらにかゆみが出るという悪循環になります。

 

実は、筆者も、かつては「かゆみ」に我慢できずにゴシゴシと洗っていました。

それなのにフケやかゆみは全くなくなりませんでした。

自分では洗っているつもりでしたが、頭皮を傷つけて余計にかゆみが出ていたのだと思います。

やさしくなでるように洗うようになってからは、フケやかゆみがおさまりました。

 

頭皮を「正常な状態に保つ」シャンプーを選ぶ

髪を洗う際には、洗い方だけでなくシャンプー選びも重要になります。
いくら正しい髪の洗い方をしていても、髪や頭皮に負担をかけるシャンプーを使っていたのでは元気な頭髪を維持することはできません。
そのためには、きちんとシャンプーを選び、正しい方法で洗う必要があります。
髪や頭皮の健康のために、体に負担の少ないシャンプー選びについてお伝えします。

避けたほうがよいシャンプー剤

  • トリートメント効果の高い成分が多く含まれているシャンプー(人工的な油膜成分)
  • トニックシャンプー(頭皮への刺激や影響が大きい)
  • 界面活性剤などの化学合成品の入ったシャンプー(ほとんどのシャンプーが該当するので注意)

 

避けたいシャンプーの成分

下記のような成分のシャンプーは、おもに石油系の界面活性剤を使用しており髪や頭皮への影響が大きいので、避けるようにしましょう。

シャンプーのボトルの裏の表示を確認してから購入するようにしてください。

  • ラウリル硫酸〇〇
  • ラウレス硫酸〇〇
  • ラウリルベンゼンスルホン酸
  • オレフィン
  • スルホン酸

シャンプー成分(ラウリル硫酸アンモニウム) シャンプー成分(ラウレス硫酸Na) シャンプー成分(ラウレス硫酸アンモニウム)

 

良い安心できるシャンプー(成分)

洗浄力が強すぎず、髪や頭皮に負担の少ないシャンプーを選ぶことが大切です。

頭皮にいる善玉菌(常在菌)を守り、状態を「弱酸性」に保つような成分のものを選びましょう。

下記のようなアミノ酸系の成分のシャンプーは、頭皮にやさしく安心して使用できます。

アミノ酸系成分
  • 〇〇グルタミン
  • 〇〇タウリン
  • 〇〇アラニン
  • 〇〇グリシン
  • 〇〇ベタイン
  • カリ石鹸素地
  • ラウロイル〇〇
  • ココイル〇〇

 

髪と頭皮にやさしいシャンプーの選び方については、下記のコンテンツで詳しく解説しています。

 

リンス・トリートメントは必要ない

 

髪と頭皮を元気に保つという観点からは、リンス・トリートメント・コンディショナーは必要ありません。

これらの製品は、界面活性剤などのコーティング力や不着力が利用されており、髪の表面のダメージを修復するものです。

ただ、使ったときはキレイになりますが、しだいに髪のキューティクルは傷み、髪の毛のタンパク質が変形して保水力の低下した毛質になり、髪の毛の傷みやすさがひどくなっていきます。

また、髪の毛だけでなく頭皮にも残留して体の負担になるため、使用する必要はありません。

 

まとめ(正しいシャンプー方法)

元気な髪と頭皮をキープするための「正しいシャンプー方法」についてお伝えしました。

シャンプーの温度や頻度、リンスの有無、髪の乾かし方など、より詳細なノウハウは、下記のコンテンツにまとめています。

 

正しいシャンプー方法
  • 元気な髪のためには、元気な頭皮を維持することが不可欠
  • そのためには、毎日のケアがとても重要
  • 正しい洗髪(シャンプー)の方法を身に付ける
  • 髪や頭皮を健康に保つ成分のシャンプー選びも大切(アミノ酸系)

 

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