自分の髪や頭の臭い(ニオイ)が気になることがあると思います。とくに夏場は汗をかくので、他人の目(鼻?)が気になりますよね。
株式会社マンダムの調査では、35~49歳の男性の約7割が「自分の頭のニオイが気になったことがある」という結果が出ています。
このコンテンツでは、男性の髪・頭皮のニオイの原因と対策をお伝えしています。
おもな原因は頭皮の環境や毎日のシャンプーのやり方にあり、正しい知識と方法を身につけることで臭い対策をすることができます。
髪・頭皮の環境を整えることで、「ニオイを気にしない生活」を送りましょう。
自分の臭いに悩まず、誰でも簡単にでき、アンチエイジングにもつながる方法をお伝えします。
(女性のニオイにも応用が可能なコンテンツ内容です。)
髪・頭皮のニオイの原因①(常在菌)
頭皮には「常在菌」が繁殖しています。
髪がびっしりと生えている頭皮は、蒸れやすく温度や湿度が高くなりがちです。
これは、頭皮の「悪玉菌」が増えやすい環境といえます。この悪玉菌が臭い(ニオイ)の原因となります。
さらに、頭皮は「皮脂の分泌量」が体中でいちばん多く、それゆえに皮脂が酸化したり菌が繁殖したりしやすい環境にあります。
特に夏は気温と湿度が高いので汗をかいてもなかなか蒸発せず、汗と皮脂が混ざり合って悪玉菌が繁殖し、ニオイの原因となります。
髪・頭皮のニオイの原因②(シャンプー)
毎日の「シャンプー」も髪・頭皮のニオイの原因となることがあります。
汗や皮脂が気になって1日2回以上のシャンプー(洗髪)や、安価で洗浄力の強いシャンプー剤の使用が問題となります。
強力なシャンプー剤や洗髪の頻度が多いと、頭皮の「皮脂」をとりすぎてしまいます。
皮脂を取り過ぎると頭皮を「弱酸性」に保てなくなるので、常在菌のうちの「悪玉菌」が繁殖しやすくなります。
そうすると体が皮脂を増やそうとし、逆に皮脂の分泌量が増えるようになってしまいます。
皮脂が増えすぎた結果、頭皮の常在菌のバランスが崩れて「悪玉菌」が繁殖し、髪や頭皮が臭う原因となってしまうのです。
シャンプーした直後は、頭皮はキレイになりニオイも消えますが、しばらくすると皮脂の分泌が増えるにしたがってニオイが戻ってきます。
つまり、自分ではキレイにしているつもりが、かえってニオイの原因になることもある、ということです。
このように間違ったヘアケアをしていると、頭皮の皮膚常在菌のバランスが崩れ、頭皮が傷んで弱ってしまいます。
フケやかゆみ、抜け毛や薄毛の原因にもなります。場合によっては、皮膚炎などの皮膚疾患になることもあるので、注意が必要です。
髪・頭皮のニオイを防ぐ「対策」
髪や頭皮の臭い(ニオイ)を防ぐには、上記で見た「原因」を取り除くことが重要になります。
- 頭皮の「常在菌」のバランスを整える
- シャンプーの品質と方法が重要になる
頭皮の常在菌のバランスを整えて、「悪玉菌」を発生させないようにしなければなりません。
髪・頭皮の不要な汚れだけを落とし、「必要な皮脂」は残して常在菌のバランスを整える必要があります。
そのためには、頭皮に刺激の少ない「弱酸性」のシャンプーを使用し、皮脂をとりすぎないような習慣が重要です。
また、シャンプーの時間や回数にも気をつけましょう。
シャンプー(洗髪)は、1日1回を夜に行うことが重要です。
1日に2回以上シャンプーをすると、頭皮の「皮脂」をとりすぎて常在菌のバランスを崩してしまいます。
また、夜の睡眠中は成長ホルモンが分泌されて髪の成長を促します。
最高の状態で睡眠をとるためにも、1日1回「夜に」シャンプー(洗髪)を行うことが重要です。
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まとめ
髪・頭皮の臭い(ニオイ)の原因を理解し、その対策のために「毎日のシャンプーの習慣」を見直すことが重要です。
手間や時間がかかるようなことではありません。正しい知識と正しい習慣を身につけ、ニオイを気にしない毎日を手に入れましょう。
- 髪・頭皮のニオイの原因は「常在菌」バランスが崩れること
- 「皮脂」の取りすぎもニオイの原因となる
- 「弱酸性」のシャンプーで皮脂を守りながら洗髪する
- シャンプーは1日1回、夜にすればよい
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