【正しい体の洗い方】3つのポイント(メンズ編)

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40代の男性は年齢に特有の臭い(ニオイ)があり、家族から指摘されることがあるかもしれません。

娘がいる人だと「お父さんのニオイが気になる」と言われることも…。

そんな時にあわてて身体をゴシゴシと洗ったり、香水をつけてみたりしても効果はあまりありません。

 

このコンテンツでは、男性のための「正しい体の洗い方」について解説しています。

身体(からだ)にもともと備わった機能を理解して、正しく体を洗うことで、男性特有の臭い(ニオイ)を対策することもできます。

自分の体臭(ニオイ)を気にせず生活できるように、有効な対策法について見ていきましょう。

 

読者のあなたと同じく中年男性である40代の筆者が、2010年から取り組んでいる事例もお伝えします。

毎日の習慣のなかで簡単にできることばかりです。

ご主人の体や臭い(ニオイ)が気になる奥様も参考にしてください。

 

 

体の汚れは「お湯だけ」でも洗い落とせる 【 ポイント① 】

体のおもな汚れはお湯で落ちる(40度以下で)

 

体を洗うのは、「頭を洗った後」にしましょう。

シャンプーを洗い流すときに、背中やお腹などに泡が残ってしまうことがあります。

「シャンプー後」に体を洗うことで、残った泡をしっかり落とすことができます。

背中のブツブツなどの「肌トラブル」も防げます。

 

① 頭を先に洗う

② つぎに体を洗う

 

入浴のときは、この順番で洗うようにしましょう。

 

実は、体の汗・皮脂・アカなどの基本的な汚れは、「お湯だけでほとんど落とす」ことができます。

先に頭を洗えばシャンプーを流すときに体にもシャワーのお湯を浴びるので、このときに体の汚れはある程度落ちてしまいます。

 

また、シャワーやお風呂の温度は、40度以下のぬるめに設定しましょう。

熱いお湯だと必要以上に「皮脂」を洗い流してしまいます。

肌が弱い人や乾燥しやすく肌がかさかさになってしまう人は、温度設定をぬるめに設定してください。

 

力いっぱいゴシゴシこすらなくても、人間の体は「アカ」として自然に汚れが落ちるようになっています。

皮ふの表面の「皮脂」は、人体にとってなくてはならない必要なものでもあります。

ニオイを気にし過ぎて自然の潤いをなくさないようにすることが重要です。

やわらかいスポンジや手の平で体をやさしくなでてお湯で流せばOK。

 

注意

ナイロンなどの硬い素材のものでゴシゴシと体をこすってはダメ。
皮フの表面を傷つけ、皮脂やうるおいを取り去ってしまいます。


夏場など汗やニオイが特に気になる場合は、汗や皮脂が多く雑菌が繁殖しやすい部分だけ刺激の少ないボディソープなどを使って洗いましょう。(下記)

汗やニオイが出やすい箇所
  • 首すじ
  • 耳のうら
  • わきの下
  • 下腹部
  • 足の指

 

男性でも女性の敏感肌用に開発されたボディソープを利用すると体への負担が少なくて済みます。

たとえば、弱酸性のアミノ酸であれば「体の潤いやバリア機能」を保持しながら洗うことができるので安心して使用できます。

アミノ酸で洗うボディソープ

 

洗浄力が強いボディーソープはいらない 【 ポイント② 】

ボディソープで体をゴシゴシ洗う必要はありません

 

体は、顔よりもずっと皮脂が少ないので、洗浄力が強いボディーソープでは必要以上に洗いすぎてしまいます。

洗いすぎると皮脂が不足するため、体は皮脂を余分に出そうとしてしまいます。

その結果、体の皮脂の量や正常な菌のバランスがくずれてしまうのです。

「洗いすぎ」がニオイの原因になっているとしたら、笑うに笑えません。

 

テレビのCMや雑誌などでは、大量の泡で体を洗う広告が多く見られます。

男性のニオイ対策を前面に押し出した内容のものも増えていますよね。

誰でもニオイには敏感ですし、さっぱりとしたいのでついボディソープなどを多めに使用してしまうのだと思いますが、実は「洗いすぎている」ことには気が付いていないでしょう。

ボディソープを使用する場合は、敏感肌用などの洗浄成分が穏やかなものを使いましょう。

アミノ酸(弱酸性)で洗うボディソープ

 

入浴後のボディローションも必要ない 【 ポイント③ 】

ボディーローションを入浴後につける必要もありません

 

入浴後にボディローションなどをつけている男性もいると思います。家族と共有で使っている人もいるかもしれません。

でも実は、人間の体は「皮脂」がボディーローション代わりになっているのです。

長い目でみれば、人工的な化粧水やケア用品よりも、自らの力による「皮脂膜」を大事にしましょう。

化粧品の力に頼らず、世間の広告に翻弄されず、「皮膚本来の力」を信じて肌ケアしたいですね。

そうすれば、化粧品選びに悩むこともなくなりますし、お金もかかりません。(嬉しいですね。)

 

なぜ3つのポイントが重要なのか(男の体の洗い方)

 

体を洗う時の3つのポイントを意識する理由は、わたしたち人間が持っている「皮脂の力」を最大限に生かすことが重要だからです。

正常な皮フでは、元気な常在菌と適度な皮脂、そして健やかな角層が互いに連携を取り合いながら、強じんな「鉄壁のバリア」をつくり上げています。

このように、良好にバリアが保たれれば、皮膚はツヤツヤできれいな肌を維持できるようになり、肌はよみがえります。

自然な皮脂は、わたしたちを守る「天然のボディーローション」といえるのです。

 

皮膚・肌の構造と機能を理解して、正常な状態に保つことが大切

 

 

つまり、これからは肌の健康を守るために「洗いすぎない」「皮脂を落としすぎない」という視点と習慣こそが大切になるのです。

肌の皮脂や常在菌は、どんなにすばらしい乳液や美容液より、かけがえのない大切なものなのです。

肌を正しく健康に保つためには、「正常な皮膚」がどのような状態なのかということをよく理解しておかなければなりませんね。

 

肌を洗いすぎない

皮脂膜が守られる

皮フの常在菌が元気になる

角層が安定する

肌がよみがえる

 

筆者(40代男)の事例(2010年から実践)

筆者は現在、体は「お湯洗い」をしています。

基本的には、シャワーのお湯で体を流すだけです。

汗が気になる部分には、少しだけせっけんをつけて手の平でやさしくなでるように洗っています。

朝は「下着を替えて」出かけています。

2010年から取り組んでいますが、これまで家族など周りから体のニオイについて指摘されたことはありません。

基本的なニオイの対策をしつつも、皮脂と潤いを保った健康な体を維持していきたいと思っています。

ご主人の体の臭い(ニオイ)に悩んでいる奥様も、ぜひ試してみてください。

 

毎日のニオイを予防する方法は、下記のコンテンツで詳しく解説しています。

 

まとめ(正しい体の洗い方)

人間の体は、何もしなくても「皮脂」に自然と守られています。

体の汚れやニオイが気になるからといって、大量の洗剤でゴシゴシと洗うのは皮脂を取り去ってしまい逆効果なのです。

もともと備わった体の機能を大事にすると、いつまでも若々しい肌を維持できるようになります。

正しい体の洗い方(まとめ)
  • お湯だけでも基本的な体の汚れは落ちる
  • ボディソープなどでゴシゴシ洗う必要はない
  • 自然な皮脂が顔や肌を守ってくれる

 

アミノ酸で洗うボディソープ

 

Ⓒ男のアンチエイジング

 

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