男性は自分の体の臭い(ニオイ)が相手を不快にさせていないか気になりますよね。
自分ではニオイに気づかないこともあるので困ります。
このコンテンツでは、男のニオイを防ぐために簡単にできて効果のある「3つのポイント」を解説しています。
毎日の習慣にしてしまえば、ニオイで悩むことも少なくなります。
2010年から筆者(現在はアラフィフ男)が実践している方法をお伝えします。
また、臭い(ニオイ)の発生するメカニズムも紹介していますので、理解するとニオイ予防にも役立ちますよ。
目次(もくじ)
男のニオイ 3つの対策(毎日の習慣で簡単に予防)
毎日の生活の中でできる臭い(ニオイ)対策を紹介します。
詳しいメカニズムは別の項目で説明しますが、仕組みに興味がない人は下記の取り組みを実践してみましょう。
簡単なものばかりなので、習慣にしてしまうとよいですね。
朝の出勤前にシャワーを浴びる(習慣①)
朝にシャワーをあびるようにします。
寝ている間にかいた汗などをシャワーで落とし、ニオイの原因をなくしましょう。
下着についた汗などは、12時間くらいでニオイを出します。
そのため、前夜に入浴しても下着を替えずに出勤すれば、午後にはニオイが発生する可能性があります。
朝のシャワーは、体全体を念入りに洗う必要はありません。髪も洗う必要はありません。
ポイントだけおさえて短時間でサッと済ませましょう。
朝のシャワーのポイント
- 体全体をシャワーのお湯で流す
- せっけんやボディソープを手につけて、汗をかきやすい箇所を洗う
- 具体的には、「首・耳・胸・ワキ・背中」
- 足のニオイが気になる場合は、足の指をシャワーで流す
- 髪の毛は洗わなくでもOK
これなら忙しい朝でも短時間で可能です。
夏は毎朝シャワーをあびるとよいでしょう。
注意
冬の朝は、気温の差が大きくなります。
心臓や血圧に不安のある人は注意しましょう。
体をふく(シャワーの時間がないとき)習慣②
忙しい朝にシャワーをあびる時間がない場合もあると思います。
そのときは、「ぬれタオル」で体をふいてニオイ予防しましょう。
電子レンジでぬれタオルを温めると気持ちよく使えますよ。
シャワーと同様に、「首・耳・胸・ワキ・背中」をふきましょう。(汗や皮脂、ニオイの分泌が多い場所)
筆者も、冬はこの方法を実践しています。
下着を替えて出勤する(習慣③)
朝に「下着を新しいものに着替える」ことも習慣にしてしまいましょう。
下着に付着した汗や汚れがニオイに変化するのは、「12時間」を過ぎたころからと言われています。
つまり、朝にシャワーをあびたり体をふいたりして下着を替えれば、夜まではニオイの発生を防げる可能性が大きくなります。
逆に、前夜に入浴して下着を替えずに出勤すれば、午後にはニオイが出てくるかもしれません。
このあたりの習慣もニオイの個人差としてあらわれているかもしれませんね。
勤務中に汗やニオイが気になるとき
勤務中や外出中に汗をかいたり臭いが気になったりする場合も、体をふくのが効果的です。
市販の拭き取りシートなどを使用すると便利です。
ただ、注意点もあります。
市販の拭き取りシートは、香料のきつい物も多いようです。とくに「シトラス系」の香料はきつい印象です。
使用時は香料が拡散するので、周囲のひとは迷惑に感じたりします。
電車の中やオフィスで拭き取りシートを使用している人に遭遇することがありますが、香料から逃げられないので筆者はとても苦痛です。
ニオイを取ろうとして逆に周囲に迷惑をかけている可能性もあるので注意が必要です。
せっけんなどの穏やかな香りもありますし、無香料のものもあるので活用しましょう。
- シトラス系のきつい香料は周囲へ拡散しやすい
- トイレなどの人目につかない場所で使用する
- せっけんの香りや無香料のものもあるので活用する
また、夏場や汗をかきやすい人は、着替えを用意して活用しましょう。
午後や夕方に着替えれば、帰宅時までニオイを気にせず気持ちよく過ごすことができます。
会社のロッカーや自動車内などに用意しておくといいですね。
汗だくだったりシャツが汗でシワシワだったりすると印象が悪くなってしまいます。
体をふいたりさっぱりとした服装と気持ちで活動したりできれば、あなた自身だけでなく周りのスタッフも気持ちよく付き合えると思います。
これまでご紹介した方法は、「ニオイが生じるメカニズム」を逆手に取った対策の事例です。
アンチエイジングの専門医が研究している抗加齢医学の研究の一部を参考にしています。
「汗や皮脂」は汚くないが、ニオイの原因のもとにはなる
汗ってなんとなく汚くて、肌に悪いイメージですよね。ニオイの元となる感じもします。
でも、汗は「皮脂常在菌」が生育するのになくてはならないものなんです。
皮膚常在菌とは皮膚の上に生息している菌で、この働きで肌の適度な皮脂をキープしています。
汗には乳酸が含まれていて、そのために弱酸性が保たれ、常在菌が元気でいられるそうです。
また、「天然のボディーローション」である皮脂膜をつくるためにも大切な役割があるそうです。
汗はけっして悪者ではないんですね。
「お湯洗い」をすすめている医学博士の高橋洋子氏によると、汗や皮脂はそれ自体が汚れとはいえないそうです。
生活の中で屋外の汚れをくっつけたり、時間が経つうちに酸化したりすることで、ふだんは皮膚にいない菌が繁殖します。
こうなると、汗や皮脂も「汚れ」となります。
また、体の表面にある「角質」が外部のほこりや汗、皮脂などをくっつけて「垢(あか)」となり、これも「汚れ」の一種といえるでしょう。
外で不着する汚れには、空気中のちりやほこり、排気ガス、泥や油、食品のカスなどいろいろなものがあります。
(化粧品や洗い残した石けんなども皮膚にダメージを与える「汚れ」の一種とのこと)
では、「汚れ」をどう落とすか?
そう。前述したとおり、汗や皮脂もお湯だけで洗い落とせるのです。
皮膚の表面には角質があり、それは毎日、少しずつ剥がれ落ちている
このとき角質は、余分な汚れを自らにくっつけて「垢」となって落ちていく
皮脂そのものは「汚れ」ではないんです。
皮脂があるから皮フが守られているのですね。
汚れは基本的にお湯で流し、気になる部分だけを少量のせっけん等でやさしく落としましょう。
必要な皮脂は取りすぎないようにしたいです。
皮脂の洗いすぎに注意
- 皮脂は、人体にとってなくてはならない必要なもの
- きれいさっぱりと洗い流してしまうほうが、その害は大きい
加齢臭や男臭さといったニオイは「皮脂が酸化」して生じる
30歳代ではペラルゴン酸、40歳以上はノネナールという物資が、ニオイの原因ではないかといわれています。
下着などに寝汗や皮脂が付着し、それらが細菌などで分解され酸化して、ニオイが生じます。
そのタイムリミットは、12時間ほどのようです。
例えば、夜の10時にお風呂に入って一晩寝て、そのまま下着を替えずに仕事場に行くと、朝の10時ごろには臭ってくることになります。
皮脂の少ない人でも、夕方には何らかの体臭がして当たり前、ともいえるのかもしれません
加齢臭や男臭さ、さらには体臭そのものが、皮脂の酸化が根本原因となっているわけですから、誰にとっても完全に回避することは難しいですね。
その対策が、朝のシャワーや体ふき、下着の着替えです。
筆者(アラフィフ男)の事例を紹介
アラフィフの筆者(男)が臭い(ニオイ)対策のために実践していることを紹介します。
- 入浴は夜に済ます
- 夏は朝にシャワーをあびる(体のみ)
- 春・秋・冬は朝にぬれタオルで体をふく
- 朝に下着を取り替える
これを2010年から実践しています。
その結果、自分の体の臭い(ニオイ)が気になることはなくなりましたし、家族や周囲からニオイに関することを言われたこともありません。
まとめ
- 男のニオイ対策は、毎日の習慣で簡単に予防できる
- 3つの習慣を実践する
- 出勤前に: ①シャワー または ②体をふく ③下着を替えて出勤する
- 汗や皮脂が酸化してニオイが発生するのは12時間後
- 肌を洗いすぎず、皮脂により弱酸性に保ってニオイを予防する
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