髪・頭皮を元気にする食生活【3つのポイント】（メンズ編）

ダイエット（食事制限）は間違えると髪をなくす

食事制限をするダイエットは髪によくありません。

人の身体は極端な食事制限をすると、栄養をためようとします。

食事を急に減らすと、生きていくのに必要な「臓器」に栄養の配分を優先します。
髪の毛は優先度が低いので栄養が回ってこなくなるのです。
食事制限をすると、肌にも元気とツヤがなくなり、髪の毛にも元気や勢いツヤがなくなります。

とくに、炭水化物ダイエットは、50歳以下の人が取り組むと危険がともないます。
その理由は、50歳以下の人が生きるためのエネルギーは、糖質が主になっているからです。
また、肉を中心とした食生活や肥満体型の人は、たんぱく質を過剰に摂取している可能性があります。
たんぱく質の過剰摂取は成人病に繋がるので注意が必要です。

コンビニ化した食習慣が問題

コンビニ・ファーストフード・ラーメンなどの手軽で簡単で安価な食習慣があたりまえになると栄養が偏り、保存料や防腐剤が消化・吸収・排泄のジャマをします。

商品に含まれる化学合成された食品添加物は、体内の活性酸素を増やして薄毛の原因となります。

ファーストフードばかりなど偏った食生活をしていると、特定のビタミンしかとることができず、髪の毛にも良い影響を与えることができません。

早食いの影響

じつは、早食いは髪にも影響を与えています。

よくかんで食べると口内にだ液がたくさん出ます。だ液には活性酸素を抑える酵素が多く含まれています。

よくかまずに早食いをしていると、食事中に十分な「だ液」が出なくなります。

しっかりとよく噛んで食べると口内にだ液がたくさん出ます。だ液には「活性酸素」をおさえる酵素が多く含まれています。

よく噛んで食べるとあごをよく動かすことになり、頭皮に刺激を与えて血行をよくすることができます。
血行がよくなれば頭皮に栄養を届けることが期待できます。

甘い物の多い食習慣（白砂糖）

白砂糖はカルシウム不足や血糖値の急激な上下を引きおこします。
血糖値の急激な上下は情緒が不安定になり自律神経が優位になった状態が続きます。

その結果、血流障害を起こし身体が冷えやすくなります。
さらに、血流が悪くなると毛細血管に血液が流れにくくなるので、体の末端が冷えて髪の毛にまで十分に栄養が巡らなくなるのです。

油物が多い食習慣は血が濁りやすくなる

毛細血管まで十分に血がめぐらなくなります。

たとえば、ファーストフードなどで使用している油はトランス脂肪酸と言って酸化した悪い油です。
また、ラードバターなど肉類の脂肪や乳製品に多く含まれる飽和脂肪酸は溶ける温度が高く常温では個体で存在するものです。

そのため体の中では固まりやすく、しかも中性脂肪やコレステロールを増加させる作用があるため、血中に増えすぎると動脈硬化の原因となります。

生の野菜や果物が不足している

食材選びで心がけたい事は季節の旬のもの進んで食べると言うことです。
やはりその季節ならではの野菜や果物が一番美味しく栄養も豊富です。
果物や野菜を彩りよくたっぷりととることが重要です。

亜鉛が不足すると抜け毛が増える

亜鉛は人体に必須なミネラルのひとつです。
100種類を超える酵素の生成や活性化に必要なミネラルで、免疫力の向上や男性の精子の形成にも働いています。

したがって、亜鉛が不足すると抜け毛が増えて髪の毛が痩せていきます。

また、味覚にも重要なミネラルです。
亜鉛が不足すると味覚障害が生じてしまいます。

元気な髪の毛を増やすためには、血管の健康は欠かせません。
血液は髪を作るために必要な栄養素や酸素、水分を頭皮に送りこみます。
頭皮にはりめぐらされている毛細血管は、髪の毛の製造工場となる毛母に栄養と酸素を供給しているのです。

頭皮の血行が促進されないと薄毛が改善されません。

３. その他の注意点 【ポイント③】

肥満などにも注意が必要

薄毛の原因は「生活の中」にあることがほとんどといわれています。

医療や薬に頼らなくても、あなたにできることはたくさんあります。

遺伝などよりも大きな原因は、毎日の食事や生活習慣の中にひそんでいるのです。

髪が一気に減る時には、生活の中からくる体内や腸内環境の乱れに原因があることが多いです。
それを根本から改善することが、毛髪力を高めることにつながるのです。

そもそも髪の毛はその成分の9割が「ケラチン」というタンパク質でできています。
ケラチンは血流に乗って運ばれる栄養分を材料に生成されます。

ですので、ヘアケアでは頭皮の血行を健全に保つことを重要視するわけです。
しかし、いくら血行が改善されても栄養補給が不足すれば健康な髪が生えるはずがありません。

食生活で注意すること

• 水分の不足
• 糖質・肥満・糖尿病
• 腸内環境
• 酸化した食品
• バランス
• よくかんで食べる
• 亜鉛の不足

水分の不足

健康な髪の毛は、12から14%程度の水分を含んでいると言われます。
髪の毛がうる潤いを失っていると言う事は、体の他の部分も確実に水分不足に陥っています。

体から水分が失われて血液がドロドロになっていくと、人体の循環機能が損なわれて行きます。
ドロドロになりスムーズに流れにくくなった血液は、栄養や酸素や水分を細胞へ送り込む役目が果たせなくなり、その結果、髪の毛の健康はさらに損なわれます。

糖質・肥満・糖尿病

肥満が気になる方はとくに食生活に注意が必要です。

それは、肥満は薄毛（ハゲ）を促すからです。
肥満の人の腸内環境は、フィルミクテス（デブ菌）が優勢でバクテロイデス（ヤセ菌）が弱いといわれています。
食事が腸内細菌の勢力図を書き換えて体質や体形を塗りかえていくのです。
そのため活性酸素が発生しやすく、老化が進みやすい体質になってしまいます。
腸内をいわゆるデブ菌に占拠されないように注意が必要です。
改善するためには食生活・習慣が重要です。

また、糖尿病も薄毛との関係性が強いです。
炭水化物の取り過ぎや糖尿病は体内の栄養状態を悪くし抜け毛も促します。

中でも毛髪に良くないのは、「炭水化物から食物繊維をそぎ落とした糖質」です。

その色から「白い糖質」と言えるかもしれません。
たとえば、白米、白い小麦、白砂糖などは、過剰に摂取すると髪を失う原因となります。
糖尿病と薄毛の改善には、カロリー計算より糖質制限が必要です。
糖質制限によって血糖値が落ち着き、髪の毛状態も良くなってくる
のです。

腸内環境

油物や肉などばかりを食べていると、腸内の悪玉菌は過剰な繁殖を始めます。
腸内で悪玉菌が増えるとガスや腐敗物質を大量に作り出し、活性酸素を発生させて薄毛ハゲを進行させる危険があるのです。

胃腸が弱いと食べ物を消化吸収する力が弱いので、とった栄養が生きるために必要な期間に優先され、髪にまで十分な栄養が回ってこなくなります。
胃腸の弱い人は総じて髪の毛が細くて柔らかく、薄くなると改善するには手間と時間がかかることになります。

それを改善するのが腸の活性化であり、一気に毛髪力を高める
ことが可能になります。

そのためには、食事と腸内細菌がなによりも大事です。

酸化した食品

逆に、口にしてはいけないのが、「酸化した」食べ物です。
少し傷んでしまった食べ物には注意が必要です。
傷んだ食品は酸化しています。

たとえば、見落としがちなのが油です。
古くなると油も酸化します
この油を使って調理すれば、せっかくの新鮮な食材も酸化まみれになってしまいます。

酸化も無駄も防ぐには、食材はどんどん食べきってしまうに限ります。

食事はバランスが大事

ダイエットをする時でも、髪のことを考えて、極端な食事制限はしないようにしましょう。
朝食はしっかりとるようにします。
育毛のためなら、3食の中でもっとも大切なのは朝食です。
1日の活動前の食事である朝食は、育毛のためにしっかりと栄養がつかわれる傾向が強いのです。

また、塩分の取り過ぎに注意しましょう。
血圧が高くなると血液の流れが少しずつとどこおり、頭皮の血行がおとろえてくる

ファーストフードばかりなど偏った食生活をしていると、特定のビタミンしかとることができず、髪の毛にも良い影響を与えることができません。

食事はいくらでも自分で気をつけることができます。
バランスのよい栄養補給が十分にできれば、髪は元気になります。

睡眠不足など身体の疲れは髪の疲れになります。
しっかり食べてよく眠り、疲れを残さないことが大切です。

たとえば、目の周りにできものやクマができていたら、髪は弱り出しています。
目の周りは皮膚が薄いため、身体全体の不調が出やすいのです。
睡眠不足や疲れのほか、暴飲暴食、ストレスなどの原因が考えられます。

睡眠時間が確保できないときは、食習慣で補いましょう。
栄養バランスを考えた食事をとるように心がけるのです。
少しでも髪の負担を減らすようにします。

４. まとめ

• 食生活は髪や頭皮に大きな影響を与える（薄毛・抜け毛の原因となる）
• 髪に悪い食品や食材がある
• 食生活・習慣を見直し、髪に必要な栄養をとることが重要