40代になると髪に白髪が目立ち始めますよね。
自分で染めたりカラーリングをしたりしている人もいると思います。
できればこれ以上の白髪を増やしたくないですよね。
しかし、「白髪の原因」を認識している人は意外に少ないのではないでしょうか。
実は、白髪の原因を知らずに生活していると、薄毛(ハゲ)につながる危険性もあります。
この記事を読むことによって、白髪の発生する原因やメカニズムの正しい知識を身に付けることができます。
そして、今後できるだけ白髪を増やさないように対応することも可能になります。
筆者(40代男)も白髪と同時に薄毛の予防に役立てています。
それでは、白髪の原因について詳しく見ていきましょう。
目次(もくじ)
白髪には2つのタイプがある
ある程度の年齢になれば、誰でも多かれ少なかれ白髪が生じます。
白髪の主な原因は髪の老化ですが、そのメカニズムは医学的にもまだわかっていないことが多くあります。
白髪になるのにはいくつかの原因があり、頭皮の毛包を弱らせ、十分な量の色素が供給されにくくなると、その時から髪の毛は白くなっていきます。
白髪には2つのタイプがあります。
- 遺伝・加齢によるもの
- 頭皮の酸欠によるもの
それでは順番に見ていきましょう。
遺伝・加齢による白髪
白髪は遺伝的要素が強いと言われています。
加齢により側頭部や額の生え際から白くなり始めます。
しかし、この部分が白髪になったからといって、ただちに薄毛に直結することはありません。
黒い髪の色は、メラニンの生成をつかさどる「メラノサイト」という細胞が関係しています。
このメラノサイトが髪の色素を作るときに必要とする「チロシナーゼ」という酵素が、加齢とともにだんだん作られなくなってくることにより白髪になります。
原因は色素の欠如にあるので、抜いても再び生えてくるのは白髪です。
いったん失われた色素が回復することはないのです。
一方、20代の早い時期から白髪が出てくる人もいます。
このケースは、身体機能が衰えているというわけではないので、色素の供給量が改善されれば再び黒い髪が生え始めます。
頭皮の酸欠による白髪
もうひとつの白髪の原因は、頭皮の酸欠が引き起こす白髪です。
こちらは白髪の根元である頭皮が弱っているため、薄毛につながる恐れを秘めています。
酸素が十分に運ばれないと、頭皮の血流を滞らせ、髪質を低下させたり抜け毛を増やしたりします。
しかし、血流が戻れば回復する見込みが十分にあります。
つまり、この白髪は一時的な症状で、再び黒い髪に戻る可能性もあります。
頭頂部に白髪が集中しているときには要注意です。
酸欠の疑いが濃厚ですので、血流を促す頭皮ケアに努めることが重要です。
まれに、病気が原因で白髪になってしまうことがあります。
以下の場合は要注意です。
- 胃腸が弱い
- 貧血
- 甲状腺疾患
- 円形脱毛症
まとめ
- 白髪には2つのタイプがある
- 「遺伝・加齢による白髪」と「頭皮の酸欠による白髪」
- 頭皮の酸欠による白髪は薄毛の原因になりかねない
白髪が増える生活習慣
あなたの毎日の生活習慣も白髪を増やしてしまう可能性があります。
たとえば、運動不足や睡眠不足、強いストレス、栄養不足などです。
動かない・歩かない習慣は問題です。
あなたは、一日中パソコンをしていたり、ずっと座って仕事をしていませんか。
歩いたり運動をして心臓よりも上にある頭に血を巡らせないと、血流が悪くなり頭皮の酸欠を引き起こします。
また、ストレスを解消する習慣がなかったり、十分な睡眠を取れないことも問題です。
あなたは、仕事やプライベートでイライラすることや気になることを抱えたままで寝てしまうことはありませんか。
そうすると、交感神経が優位に立って、熟睡できなくなり身体の疲れを取ることができなくなってしまいます
ストレスを抱えたままや疲れたままだと、交感神経が優位のまま寝てしまうので、副交感神経がはたらかず中途半端な状態で寝てしまうことになります。
そうすると、熟睡できていないので身体の疲れを取ることができなくなり、翌日に疲れが残ってしまいます。
髪を育てる組織にも十分な血液が巡らないため、熟睡できていない翌日は髪にも影響します。
こんな状態が日常的に続くと、白髪にとどまらずひどい時には脱毛症を発症してしまいます。
空調の効いている環境も問題になります。
頭皮に汗をかけない状態になり、血行が悪くて新陳代謝も悪くなります。
夏場でも身体の冷えている人が多くなっています。
さらに、冷たい飲み物をガブガブ飲む習慣があると、身体が冷え切ってしまいます
身体と内臓の冷えで消化吸収力が落ちるので、熱中症や夏バテになりやすくなってしまいます
また、冬場の寒い時期でも空調で暖かい環境だと、血流を促進して体温を保持することも必要で無くなります。
これもまた身体の機能を衰えさせてしまいます。
このように、毎日の環境や強いストレスによって、体の免疫力が落ちたり、髪に非常によくない条件が揃ってしまいがちです。
生活習慣が白髪を増やす原因となることは事実です。
白髪と薄毛(ハゲ)は関係がある
白髪の人でもハゲる
白髪の人はハゲになりにくいのでしょうか。
よく白髪の人はハゲないと言われがちですが、実際には白髪になったからといってハゲないということはありません。
白髪は黒い髪より太いため、しっかりして見えるのです。
そのため、「白髪になると、もうハゲない」という考え方が生まれたのかもしれません。
また、「若いうちから白髪があると年をとったときにかえってハゲない」なども俗説です。
筆者(40代男)の場合
筆者(40代男)も側頭部と前髪に白髪があります。
これは遺伝や加齢によるものと思われるので、自分でも受け入れています。
後頭部や襟足は自分ではなかなか見えない部分なので、行きつけの美容師さんに聞いてみたところ、「ほとんどありませんよ」とのことでしたのでちょっと安心しています。
しかし、これ以上の白髪の増加や薄毛を抑えるために、生活習慣には気を付けています。
たとえば、適度な運動(筋トレ)をしたり、睡眠をしっかりと取るようにしています。
また、食事ではタンパク質や野菜を摂るように心がけています。
前述しましたが、頭皮の血流が滞って発生する白髪は、白髪の根元である頭皮が弱っているため、薄毛につながる恐れを秘めています。
頭頂部に白髪が集中しているときには要注意です。
酸欠の疑いが濃厚ですので、血流を促す頭皮ケアや生活習慣の改善に努めることが重要です。
まとめ
- 白髪には2つのタイプがある
- 自分のタイプがどちらに当たるか見極める
- 毎日の生活習慣も白髪を増やしてしまう
- 白髪と薄毛(ハゲ)は関係がある
- 頭皮ケアと生活習慣の改善が白髪を増やさないポイント