正しい髪の乾かし方【男性編】(タオル・ドライヤー)

 

洗髪(シャンプー)した後の髪の乾かし方に気を付けていますか?

髪を正しく洗った後は、「正しく乾かすこと」が重要になります。

方法を間違えると髪や頭皮に余計な負担をかけてしまいます。

薄毛や抜け毛が気になる方は特に注意しましょう。

今回は、筆者(男)が、2010年から実践している「髪の乾かし方」について全てを公開します。

 

1. 正しく乾かさないと髪・頭皮に影響する

男性は女性にくらべて基本的に髪が短いので、それを踏まえた方法が必要になります。

最も重要なのは、髪や頭皮にできるだけ負担の少ない方法で乾かすということです。

当たり前のようですが、では、あなたはどれだけ意識して行なっていますか?

毎日のことなので、意識して習慣化することが大事です。

髪の乾かし方には、「タオルドライ」、「ドライヤー」、「自然乾燥」がありますので、

これからは、それぞれを意識して行なってみてください。

 

2. しっかりとタオルドライ

 

 

洗髪の後は、タオル(バスタオル)を使ってでできるだけ乾かします。

タオルは綿100%の吸水性の高いものを使用しましょう。

乾いたタオルで髪を包み、タオルの上から両手の指先を「頭皮」に軽く押し付け、水分を吸収するように拭きます。(髪の水分をタオルに吸わせる。)
軽くポンポンと当てるようにしても構いません。

ゴシゴシと拭かないように注意します。
水分を含んだ髪は傷がつきやすく、表面のキューティクルを傷めてしまいます。

ドライヤーの前にできるだけ水分をタオルに吸収させましょう。
これによりドライヤーをかける時間を大幅に短縮することができます。

男性の髪の長さならこの拭き方で、頭皮だけでなく、自然に髪全体も拭くことができます。

筆者(男)は、「無印良品」の綿100%の吸水性の高いタオルを使用しています。

 

3. ドライヤー使用のポイント

 

 

ドライヤーを使う際に、髪にとって一番負担になるのがその「熱」です。

その弊害を最小限にとどめる方法を知り、実践しましょう。

毛髪はケラチンとよばれるタンパク質でできていて、タンパク質は60度以上になると変形してしまいます。

ドライヤーの熱によってキューティクルの表面がその内側よりも先に乾くせいで、表面がめくれて、毛髪の表面が破壊され、毛の内部の水分が蒸発することが考えられます。

このような急激な変化は頭皮や毛髪に負担になります。

せっかく出てきた皮脂まで乾かされ、髪の潤いが失われてしまいます。

ドライヤーで乾かしていいのは髪の毛だけです。

乾かしているときに動かすのは、ドライヤーだけにします。
ドライヤーを持った手は、常に「ゆらゆら」させて1か所に熱が集中しないようにします。
反対の手は、髪を持ち上げるようにして動かさないようにしましょう。
バサバサと動かしていると、その摩擦でキューティクルが傷んでしまいます。

髪が長くない方は、ドライヤーで「頭皮」まで乾かす必要はありません。
逆に、男性でも髪が長い方は、頭皮が濡れたままにならないように少し乾かしましょう。

 

また、「毛先が少し湿っている状態でやめる」ことが、重要になります。

 

筆者は、髪がそれほど長くないので、ドライヤーの使用時間はできるだけ短めにしています。
温風は、「強風」だと髪と頭皮へのダメージが心配なので、「弱風」で素早く乾かしています。
後半は「冷風」を使用し、髪の毛がほんの少し湿っている状態でやめています。
その後は、就寝するまでの間の「自然乾燥」をしています。

 

ドライヤーのポイント

  • ドライヤーは髪から15~20センチほど離し、1か所に集中して当てない。
  • 「温風と冷風」を交互にあて、髪の表面を熱しすぎないようにする。
  • 手は動かさず、ドライヤーだけを動かす。
  • 頭皮に直接風がかからないように当てる角度を工夫し、毛髪だけに風が当たるように、ドライヤーはなるべく上から下に向かって使う。
  • 毛先が少し湿っている状態でやめる。

 

4. 自然乾燥とブラッシング

 

 

髪や頭皮への影響を少なくするために、ドライヤーを使う時間は短めにして後は「自然乾燥」させます。

人間の体温は、約36度あります。
そのため、特に根元から5センチくらいの髪は、シャンプーしてから15分もすれば自然に水分は蒸発します。

自然乾燥をうまく利用し、髪の負担を少なくしましょう。

ドライヤーの後は、クシで髪をとかします。
髪の根元から毛先へ、頭皮の脂(皮脂)を毛先に向かって届けるようにします。

この皮脂が髪の全体を覆って、健康な髪の毛を維持します。

 

注意点

  • ドライヤーを使わずに「自然乾燥のみ」は避けましょう。
  • 水分を含んだ髪は、そのままでは傷つきやすく切れやすくなります。
  • また、濡れた髪は菌が繁殖しやすくなります。

 

筆者(男)は、2010年からこの方法で髪を乾かしています。

とにかく自分の髪の毛を守りたい一心で、髪や頭皮に負担の少ない方法を自分なりに実践してきました。

冒頭にも書きましたが、筆者(男)は、現在もフサフサの髪を維持しています。

2010年から実践し、まいにち続けています。

今まで頑張れた理由は、父や祖父のように薄毛になりたくなかったからです。

そして、髪の毛がしっかりと残っている「カッコいいシニア」になりたいからです。

 

5. その他の注意点(髪の乾かし方)

髪を乾かした後は、コンディショナーや整髪料などのヘアケア製品は使わないようにします。
これらは頭皮に付くと毛穴をふさいでしまい、必要な皮脂の分泌を妨げてしまいます。

ブラッシングしてそのまま就寝するようにします。

リラックスした状態で就寝すると、緊張が解けて副交感神経の働きにより「髪が成長」します。
髪が成長するゴールデンタイムは、22時~翌2時です。

この「髪のゴールデンタイム」を意識して過ごしましょう。

 

6. どうすれば「正しい髪の乾かし方」を続けられるのか

筆者(40代男)は、2010年から上記の方法を続けています。

毎日続けるのはなかなか大変、と思う人もいるかもしれません。

では、どうすれば続けられるのでしょうか?

やはり、「あるべき姿」をイメージすることです。

  • いつまでも若々しくいたい。
  • フサフサの髪の毛を維持したい。
  • カッコいいシニアになりたい。

そう思えば、これまでの間違った方法を見直し、正しい方法を実践することができるでしょう。

ポイントは、「習慣にする」ことです。

髪はすぐには薄くなりません。
少しずつ薄くなっていきます。

だからこそ、毎日の習慣とその実践がとても重要なのです。

私が今まで頑張れた理由は、父や祖父のように薄毛になりたくなかったからです。

将来に対する不安と恐怖が、私を行動させました。

 

7. まとめ

  • タオルでしっかりと頭皮と髪の水分を拭き取る(やさしく)
  • しばらく「自然乾燥」させる
  • ドライヤーの熱に注意しながら髪の毛だけを乾かす
  • ドライヤーは、毛先が少し湿っているくらいでやめる
  • その後は再び「自然乾燥」させる。
  • ブラッシングで皮脂を髪全体に行き渡らせる
  • 十分な睡眠が髪を成長させる